M様は愛車のデリカを大事にお乗りです。
オイル漏れ修理のため高額になりますがシリンダーヘッドカバーガスケットとカムエンドカバーのオーリングを交換いたしました。
このたびはヘッドカバーガスケット交換完了後、翌日になってカムエンドカバーのオーリングからの漏れも見つかったため重整備を2度繰り返すことになってしまい、お客様にはかなりお時間をいただきました。
代車をご用意してお待ちいただきました。
シリンダーヘッドカバーはシリンダーヘッドと接合しており、その接合部分に密着度の高いガスケット(ゴムパッキンのようなもの)を噛ましています。お弁当箱のフタをイメージしていただくとわかりやすいです。ヘットカバーはお弁当箱のフタでガスケットはゴムの部分です。そのゴム部分が経年劣化で硬化し隙間ができてオイルが漏れておりました。
デリカはV6型エンジンで、この型のエンジンは6本のシリンダーを3本ずつ左右交互に1本のクランクシャフトに対してV字型に配置してあるためヘッドカバーが左右2ヶ所あります。
その分、外す点数が多くなり作業時間がかかります。
排気量が大きいお車や経過年数が経ったお車は作業工程が多くなりやすいです。
外した部品(インテークガスケットやスロットルガスケット)のガスケットは再利用できないので交換しますが部品代だけでは高額になりません。シリンダーカバーガスケットがある場所の関係で工賃が高くなるのです。
またガスケット交換はメーカーの指示に従い正確な締め付けトルクが必要です。過度なトルクや不均等な締め付けはガスケットに負担をかける可能性があるからです。
作業は外した部品を元通りに取り付けるという単純なものではなく必要に応じて調整をしながら進めますので集中して手際よく進めなければなりません。
再度点検してシリンダーヘッドカバー奥のオーリングからのオイル漏れが見つかりました。
こちらはエンジンの後ろ側なので本来はエンジンを下ろして作業する箇所ですが下ろさずに作業することにしました。
そのためには水回りのパイプを多数外さなければ奥に手が入りません。再度、多数の付属品を外し、やっとオーリングに手が届きました。
連日の猛暑が重なりかなり時間がかかりましたが無事に直りました。
M様は以前から気にされていたオイル漏れが直り「これで次の車検は通るね」と安心されておりました。
カーサポート高橋のお客様は加美郡にお住いの方だけではなく、大崎市鳴子町、大崎市岩出山、大崎市三本木、大崎市古川、栗原市、富谷市、仙台市、黒川郡からもお越しいただいております。代車無料サービス、引取納車サービスもさせていただいておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
お電話でのお問合せは
0229-63-5530
で受け付けております。
※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。